シェフの腰痛

シェフの腰痛

料理人と腰痛 立ち仕事をしている人の多くに言えるのですが、椎間板が狭くなる傾向にあります。
少し前かがみの姿勢が長く続き、地面が比較的固いところ(コンクリートが多いです)に立つことが多く、靴も基本的には革靴のような固いものが多いです。
調理している最中の姿勢はまっすぐ立っている状態からちょっと前かがみになると思います。その姿勢、椎間板には約1.25倍~1.5倍ほど負担がかかります。 これだけでも「あ~・・・マズイ感じだね」って感じると思います。
更に・・・
飲食店勤務の方に多いのが長時間労働。
ウェイターの方もそうなんですが、社員の方は比較的長時間勤務になります。
12時間労働は普通のところが多いみたいです。(飲食店に勤める方に聞きました)
そして週休1日。良くて2日と言ったところだそうです。アルバイトの子が休むとヘルプで出ることも多々あるそうで2週間連続勤務もあると聞きました。
ある方は「忙しいときはトイレに行く暇すらない」とおっしゃっていました。
「でも生理現象だから行かない訳にはいかないですよね?」と聞いたところ、 「いや~トイレ行くこと忘れちゃうんだよね」と言われました。
恐ろしい・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル 生理現象を超える集中力は凄いですが膀胱炎等には気を付けてくださいね!
とまあここで労働状況の改善云々を言っても意味がないのでここまでにしておきます。
「負担」
長時間同じ姿勢をキープしていればしているほど体の負担は大きくなります。
この「負担」というのは血液循環の悪化です。人間の身体は血液を全身に循環させて体の機能を正常に保っています。同じ姿勢を保ち続けると一定の場所に負担がかかってそこの部分だけ血液循環が悪くなります。
正座をしていると足痺れますよね?あれは血液循環が悪くなった状態で痺れてきます。
そして腰の血液循環が悪くなるというのは腰の筋肉だったら痛みに気づいたりしますが、これが椎間板だったりすると痛覚(痛みを感じる神経)がないので痛みを感じないまま負担がかかり続けて気づいたら椎間板ヘルニアになってましたとかもあります。
あと、座り仕事をしている方にも言えるのですが足がむくむ方がかなり多い。立ち仕事の宿命かも知れませんがかなりの割合でむくんでいます。パンパンです。 ちょっと押すだけで痛い人が多いです。
これはふくらはぎで血液を上に押し戻せなくなっている事が多いです。筋力不足とかではなく水分不足や動かないこと、単純に立ちすぎで負担がでかいなど要因は多数です。
これらを改善するためにはどうするか
私の力では労働環境や労働状況をどうこうすることは出来ないので、現状を改善するためのお話をします。
先ずは腰の負担を減らすためにどうするか。
①厨房に立った際に可能なら足を広げて少し手の位置とキッチンの位置を合わせる。
 →内転筋に負担がかかるので長時間は難しいですが立ったまま姿勢を変えるという意味です。
②それが難しいなら少しだけ足を広げ(肩幅かそれより少し大きく)膝を少し曲げる。
 →少し膝を曲げることで腰の負担を少し膝と太ももの方に分散させる。①と併用しても良いかも。
③たまにカーフレイズ(踵上げ運動)を行う。
 →頻度は任せますが効果としては下半身に溜まった血液を上半身に送り出してくれる役割をしてくれます。むくみにくくなり(むくまない訳ではありません)多少なりとも血液循環を改善する手助けをしてくれると思います。
最早痛いという方
この記事を読んでいる時点で多分もう痛んでいる方が9割だと思います。
これから現状の痛みをどうするかという話をしていきます。
対処療法の一つとして腰痛体操のようなものをお伝えします。
出来れば座っている方が好ましいです。座れない状況にある場合は立ったままで結構です。
両手共に手でグットの形を作ってください。
親指を腰骨の横に当てて少し上に持ち上げます。
そしてその状態で座っている方は立って、座ってを5~10回繰り返してください。
立っている方はスクワットをその場で5~10回ほど行ってください。
少し筋肉が柔らかくなります。
自宅で出来る事。
骨盤の前の出っ張りを触ってください。(恥骨ではないですよ)場所は上前腸骨棘(ASIS)です。わからない場合はGoogle先生に聞いてみるとわかると思います。
そこに3,4枚ほどの畳んだバスタオルを当ててうつ伏せで寝てください。
への字みたいな形で寝ることになります。時間は約10分ほど。
1日1~2回行ってください。少し腰への負担が減ります。
ただ、これらは基本的には根本的な改善には至りません。
キチンとした病院なり整体やカイロなりで処置を受けることをお勧めします。
料理人のMさんの話
Mさんは海外で料理人として厨房で働いていてこの度日本に帰国。
帰国した為、腰痛改善を試みました。今まで海外ではマッサージなどのリラクゼーションは受けていたそうですが整体やカイロプラクティックなどは当整体院が初めてとのこと。
Mさんプロフィール
・腰痛はもう10年以上ある  ・年1回くらいぎっくり腰になる  ・腰は右側が痛い
・年齢は40代  ・3年前のぎっくり腰で病院へ行きヘルニアと言われた
初回カウンセリング・徒手検査時
話を聞いているとかなり負担をかけていたようで背中の筋肉もかなりの固さになっていました。しかも、薬はロキソニンをよく服用していたようです。 寝起きは背中が固まっていて前かがみは痛くてできなかったそうです。
1回目の施術
筋肉が固くなりすぎて関節が動きにくい状態だったため先ずは筋肉と関節の緩みを出しながら矯正を少しずつ加えていきました。
施術後は「あ、軽いわ」と本人も自覚出来るくらい柔らかさを出しました。
2回目の施術(5日後)
状態はそこまで戻っていませんでした。丁度良いタイミングで初回と同じように筋肉を緩め、矯正を加えました。
更に1回目より重心でバランスを取りやすくする施術を行いました。
施術後のMさんは「あ、足が地面をとらえてて立ちやすいね!」
この時Mさんに最も適したセルフケアをお伝えしました。
3回目の施術(1週間後)
寝起きでも痛くなくなってきたそうです。「気づいたら痛くなくなっていた」とMさん。
今回は心理学的な要因も改善したいがためにお話を伺いました。
感情などの心理的要因でも腰痛になることはあります。
ただMさんの場合はそこまで心理的要因は大きくなかったので良かったです。
4回目の施術(1週間後)
仕事中、夕方に疲れたようになって痛いような張っているような位に落ち着いてきたそうです。4回目の今回はより良い状態を維持してもらうために回復力だったり免疫力の向上を図りました。
施術後、Mさんは「眠たい・・・」とのコメント。
5回目の施術(10日後)
疲れたら少し出るといったところまで改善。4回目にやった施術の次の日は凄く爽快に起きれたそうです。
今回は回復をメインに考えての施術を構成しました。施術後やはりMさんは「眠い・・・」
6回目の施術(3週間後)
今回は改善状態で痛みもあまり感じない状態で生活できたそうでMさんと二人で喜びました♪
10年以上も付き合ってきた腰痛が改善されたのでMさんはとても良い笑顔で私も癒されました♪
その後はメンテナンスで2か月に1回ほどいらっしゃっています。
皆がMさんのようになるとは言い切れませんが一人でも多くの人がMさんのように腰痛と決別できるよう全力でサポートできればと常々思っています。
もし、貴方も腰に悩みがあったらご相談ください。相談することで気持が軽くなりより改善しやすくなることもありますので。

豆知識

access

アクセス

business hours

営業案内

神奈川県川崎市中原区丸子通1-636-1
プロコープ1階C号

TEL:044-567-8172

licht_meer1983@yahoo.co.jp

お車でお越しの際は、お近くのコインパーキングをご利用下さい。

9:00~12:30

14:00~21:00

9:00-
15:00

木曜日・日曜日・祝日はお休みとなっております。

営業時間

平日 9時~12時半/14時~21時

土曜 9時~15時

休診日

木曜日
日曜日
祝日

ネット予約
空き時間検索